朝夕は涼しくなり、少し秋らしくなってきました。
さて、先日京都・西陣まで手織りで使用している杼(ひ)を修理に持っていきました。
杼とは-横糸を巻いた管を入れて、縦糸の間に左右から入れる舟形のシャットルです。
手織り機の場合は、木製で出来ており使い込んでいくうちに剣先のゆがみやコマの部材が壊れたりします。
そうなってくると、横糸を入れる際に微妙にズレが生じてきます。
修理に向かったのはこちら
長谷川杼製作所
絹織物が全盛期の頃は西陣に数件あったが、今では府内でも唯一杼作りをされている店主「長谷川 淳一」さん。
こちらの3代目でもあり、国選定保存技術「杼製作」保持者、この道60年以上にもなる大ベテランの方です。
KUSKAにある杼はほとんどが長谷川さんが作った杼を使用しており、数年使用してはメンテナンスをしていただいています。
杼を持っていき、修理個所を伝えお願いしました。(高齢にて耳が遠い感じでしたので大丈夫かなと少しだけ不安に…)←失礼にてすいません。
そして、修理が上がって送られて来ると
細部までとても奇麗に仕上げてあり、コマも完璧に修理されております!
改めて京都の懐の深さと、
西陣の職人魂そして本物に触れた瞬間でもありました。
月別: 9月 2012
KUSKA 2012A/W パネルチェックストール
「首元に存在感を」テーマに2色を交互に織り込みパネルチェックにて仕上げました。
フリンジの部分は後から染上げております。
3色展開
巻くとこんなイメージです。
ネイビー×グレー
ブラウン×グレー
ネイビー×レッド
あなたの首元を彩るアイテムに。
長さ190㎝(フリンジ込み)
幅 約60㎝
シルク 100% 29,400円(税込)
織る前の縦糸。
横糸は色を交互に織り込んで仕上げます。
1日に1人の職人さんが織れるのは1枚程度の商品です。