こんばんは
kuska fabric代表の楠 泰彦です。
ロンドンに出張に行って来ました! Part1,Part2をご覧いただき首を長くして待っておられた方、お待たせしました。Part1,2をまだお読みでない方はこちらからご覧いただけます。
ロンドン出張に行ってきましたPart1&Part2

さてロンドンに出張に行って来ました!Part3です。
今回の出張の大目的でもあるロンドン、サヴィルロウのロイヤルワラントでもあるHUNTSMAN(ハンツマン)との商談に手応えを得て、フィッシュ&チップスの昼食をとり、サヴィル・ロウ周辺のメイフェア地区にある店舗をリサーチ&営業に行きました。

もちろんロンドンに行く前の日本でもkuskaが展開出来そうなお店をリサーチしておりましたが、やはり現地の品揃えとお店の雰囲気を見た方が店舗さんにとって良い提案もできます。また、事前にお店にメールを送ってもなかなか海外の場合は、アポイントが取りにくいのが現状で、現地に行き直接商品を見てもらう事が、ブランドを知られていないkuskaにとっては一番効率の良い営業だったりもします。

そしてまずはサヴィル・ロウから100m程にある世界最古のアーケードと言われるバーリントンアーケードに。

バーリントンアーケード

アーケードに出入り口には、ハットとマントを着た案内人さん(?)が常駐されており、とても雰囲気のある場所でした。アーケードの通路幅は3mほど、両側にガラス張りの店舗が並び、まさしくウインドーショッピングと言った感じです。よそ見していると交互通行なので、ぶつかりそうになる感じでしたがとても人が多く賑わっておりました。
日本でも人気のニットアイテムBEGG&COや革靴のCROCKETT &JONES、ネクタイのE.MARINELLA、キャリーバックのGLOBETROTTER、や宝石や時計店など高級老舗ブランドさんが多数入っておられました。

世界的に有名な老舗ブランドがずらり

1店舗あたりのスペースもそんなに広くなく、kuska fabricもいつかこんな場所にお店を構えたいな〜と、また野望が増えてしまいました。
そしてバーリントンアーケードを抜けセントジェームスストリートに出て、次は世界最古のハットブランドでもありあの007ともコラボレーションをしているLOCK & COに。

世界最古のハットブランド LOCK & CO

歴史を感じる店舗に入ると、ネクタイも少し展開されていたので、これはチャンスと店舗の方に「日本の着物の技術で作ったネクタイメーカーです。ぜひ見ていただけないですか?」とお願いし現物を数本見てもらうことに。「とても素晴らしいですね。」と評価いただき、「ただネクタイはそんなに扱っていないですがバイヤーの連絡先アドレスを教えておきます。」と名刺にアドレスを記載いただきました。
そして、次はバリーストリートの角にあり、世界的に有名な英国の名門シャツブランド「ターンブル&アッサー」に。

TURNBULL & ASSER

店舗の雰囲気もとても格好良く、ひっきりなしに英国紳士の方々が来店されていました。
その為、なかなか店舗の方に声を掛けるタイミングがなく、出たり入ったりを繰り返し(飛び込み営業でよくある場面ですね苦笑)やっと店長っぽい方に声をかけさせていただきました。「日本の着物の技術を使い手織りで作ったネクタイブランドです。ネクタイご興味ありますか?」と問いかけると、「我々ブランドもネクタイを自社で生産販売しているので、取り扱いは難しいですね。」と。やはり・・と思いましたが「では一度ネクタイを見ていただけないですか?」と再度お願いすると。
もちろん見せて欲しいとの事で、丹後ちりめんの風呂敷で包んだネクタイを数本取り出し見てもらう事に。(ちなみに丹後ちりめんの風呂敷にネクタイを包んでいくと海外の方はとても興味を示してくれます)
そしてターンブル&アッサーの方が商品を見た瞬間、固い表情が柔らかく変わり「これは美しいですね」と一言。まずは生地の織り表情を確かめ、ネクタイの締め具合を見て、「ロンドンのどこかで扱っていますか?」と。「はい、サヴィル・ロウのハンツマンで展開させていただいています」と答えると納得いった表情でした。

その店長の方が、私はバイヤーではないので、バイヤーの方のメールアドレスをお教えしますと、ご自身の名刺にバイヤーの方の名前とメールアドレスを書いていただき、サンプルネクタイ1本とブランドカードをお渡しし、お店を出ました。

その後、少し歩きロンドンでも屈指の人気百貨店「SELFGRIDEGE」に行きました。
とても賑やかな店内で、若い男女も多かったです。

SELFRIDGE&CO

その後、パディントンの方に少し歩き日本のリングジャケットや一澤帆布なども扱っておられる人気セレクトショップTRUNKに行き、ネクタイの提案とサンプルもお渡しました。こちらもバイヤーが不在、とういうか日本に買付に行かれており、ロンドンと日本の入れ違いで会えず、バイヤーの方のお名前とメールアドレスをいただきお店を出ました。

TRUNK セレクトショップ

そして日が陰り、本日の営業も終了となり、坪内さんとパブにいきビールで乾杯し、本日の振り返りと明日からの営業内容を相談し、帰路につきました。

ロンドンのクラフトビール

ちなみに雨が強く降っていたので帰りはロンドンタクシーでホテルに。
タクシー代は20ポンドでした。(行きの半額以下・・)

そして最終日は東ロンドンの「ショーディッチ」に壁画アートに魅了される!
ロンドンに出張に行って来ました! Part4 最終章です。
ぜひ、ご覧ください。