日本の優れた職人のプロダクトを通販されているこだわりのサイト
職人.comさんにてKUSKAのストール・ネクタイが販売開始いたしました。
KUSKAの商品の魅力を理解してしていただき、とても素晴らしいページとなっております。ちなみに自分も少し紹介されております。
そのほかにもこだわりの職人さんの逸品が多数あります。
日本のモノ作りを味わってください!
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さて、徐々に暖かく春の匂いがしてきました!
みなさま。いかがお過ごしでしょうか?
今回はKUSKAの丹後ブルーについてお話させていただきます。
ちなみに丹後ブルーと言う色はありませんが、私が勝手に命名しました。
私は波乗りをしておりまして日本全国色々な海の景色を見てまいりました。
その中でもやっぱり丹後の海の景色、青さは格別なのです。
地元だからいう訳ではありませんよ。
こんな丹後の海の青さを表現したいと思い、商品開発に~
まずは染めの段階で苦戦を…
これだけの鮮やかな色を出すのは難しく、最初は染める時に強い力を糸にかけすぎてしまい
こんな感じに
これは、顕微鏡でみたシルクの糸です。
専門用語で言いますと「ラウジネス」といい、繊維自体がばらけて分裂する事です。
この白っぽいのが繊維が分裂した所。
でもこう見るとシルクの糸はとても細く繊細なわけで、だからこそこれだけの光沢と質感がうまれるのですね。
ちなみにこの白いのは染める染料より細くてこまかい為、色が着かない状態なのです。肉眼ではこの白っぽいのはみえませんので。
まぁ、そんなこんなで染屋さんには色々とご無理をきいていただき丹後ブルーの糸染めが完成!
そして織る。
縦糸と横糸がクロスする事によりまた色の雰囲気が変わってくる。
もとのブルーは一緒だが織りで様々なブルーの色を出す。
四季に合わせて変わりゆく丹後の海を表現する
それが「丹後ブルー」
手前のヘリンボーンタイはもう時期デビューいたしますのでお楽しみを!!
Fresco Tie New color
出来上がって参りました。
縦糸に蛍光染めを施しいる為、角度により少し青光するKUSKA Fresco Tie New color
今回は自然の柔らかいイメージの中から生み出した色です。
これからのシーズン他には表現出来ない、あなたの胸元のアイテムの1つとしてお使いください。
カラー
スカイブルー
ラベンダー
スカイグレー
クリーム
スノーホワイト 5色
シルク 100%
13,650円(税込) 長さ 146? 幅7.5?
KUSKA Web にて先行発売
1000年に1度と称される今回の大地震。
経済悪化による消費の減少が懸念されるし、自分も減少すると思う。
お客様は今まで以上に厳選した目で商品を選ばれる、だからこそこだわりぬいた価値あるモノだけが必然的に残っていくだろう。
KUSKAは他にはないハンドメイド(手織り)にこだわって商品を作り、お客様に新たな価値を提供していきます。
そして今日も工房では手機の音が響いておりました。
伝統工芸をモダナイズさせるKUSKA
お待たせいたしました。
KUSKAオリジナルパッケージ完成です。
紙質から色そして形までこだわってデザインしました。
大判のショールの箱は先に出来ていたのですが、ネクタイの箱をこだわりすぎまして、パッケージ屋さんがあきらめかけたのですが、なんとか出来上がりました!!(ありがとうございます。。)
こんな感じで商品を入れてお客さまのもとにお送りいたします。
フレスコストールはこちらの細長いパッケージにお入れします。
パッケージそして商品からKUSKAのモノ作りを感じていただければと思っております。
あの大地震から1週間がたちました。
自分自身も考えさせられる事だらけです。
これ以上言える立場ではないのでコメントは控えます。
そんなKUSKAが「出来る事」
商品を通じて1人でも多くの方に作り手の思いを感じていただき、喜んでいただく事。
日本のモノ作り・そして素晴らしさをもう一度感じていただきたい!
その為にはKUSKAは止まる事はできません。
クスカ株式会社
代表取締役 楠 泰彦
「昔の織り技法で今のライフスタイル」をコンセプトに伝統・ファッション・芸術の3つを融合させ糸作りから染め・商品完成まですべてハンドメイドにこだわっております。
伝統…受け継がれてきたものの本質を伝える。
形は変化するが本質は同じである事。
ファッション…その人の自己表現の手段である。
憧れ、そしてコンプレックスの脱却。
身につけると、最高にハッピーな気分になる。
芸術…作り手の深いこだわり。
KUSKAは商品を通じ、お客様の驚き・喜び・感動を提供していきます。
さて、中国研修 Day2 日照~青島 Part2
日照の製糸工場見学のあと、製糸工場等の関係者の方々と意見交換に。
まずはこちらを代表して絹友会会長の丸幸織物の谷口さんと社長の孫さんのかたい握手から
そして徐々に砕けたやわらかい話になり色々と情報収集の場となりました!
ヨーロッパ、特にイタリアの輸出量は安定している。
日本のシルクの市場は先細りしているが私たちは安定して最高の品質の糸を提供する、と。
こちら側も頑張らねばと、奮起させられました。
そしてみなさんで集合写真を
さぁ、ここで今回のメンバー紹介をしたいと思います。
こちら年の順番で紹介します。
まずは前列の真ん中の一番背の高い眼鏡の方
絹友会の会長
丸幸織物(有)の谷口幸一さん
白生地の帯上げやちりめんを製造されており、糸商もされております。
シルクの糸がほしい方は何なりとお申し付け下さい。
しっかりと対応していただけます。
今回の研修、すべて段取りをしていただきました。中国に行く際はぜひご連絡を、色々と教えていただけます。今回はおせわになりました!!
そして2段目の向かって右端のこちらも眼鏡の方
篠春織物? 篠村雅弘さん
白生地丹後ちりめん、そして先染めお召しなど、とてもモダンな感性で織物に取り組まれております。特にお召しは最高にカッコイイですよ!
糸の組織や機の事、とても詳しいです。みなさんわからない事があったらお聞きください。
そして1段目の向かって右から3人目の方
丹後織物工業組合の藤堂博之さん。
今回はすべてを取りまとめていただきありがとうございます。
いつも事務方として私たちをバックアップしていただいております!。
この研修はラーキーボーイに~(笑)
そして1段目の向かって一番左
フレスコタイが眩しい私(笑)
そしてその右少し上、1段目と2段目の間位かな
小石嘉織物の小石原充保さん
私と同年代、帯地を製造、そして全国でもほとんど残っていないとされる藤織りをされております。
藤織りとは…山に自生する藤ずるの皮をはいで、糸を作り、これで織った織物です。その糸を帯地に織りこみ最高級の帯を作っておられます!!
そして2段目の向かって左から2人目の方
谷勝織物工場の谷口能啓さん
白生地の丹後ちりめんを製造しております。
先日の展示会では「鬼シボちりめん」という名前だけでもすごそうなちりめんをデビューさせました。今後が楽しみですね!
彼は新婚ホヤホヤで私も2次会に行かせていただきました。
今回はずっとニヤケてたなぁ。チクショー(笑)
そしてその隣、2段目の左から3番目
松田織物(有)の松田国男さん
帯地を製造、京都・西陣にも支店を構え、斬新なデザインの帯をシーズンごとにデビューさせています。成人式であなたが着けた帯はこちらで織られた帯かもしれませんよ。
お兄さんと二人三脚で活躍されており、今後の展開に目が離せないです!
そして最後に1段目向かって左から2番目、私の横
?ワタマサの渡辺正輝さん
白生地のちりめんやお召しなど、様々な織物を織られております。
こちらの工場は日本の元気な中小企業300社にも選ばれた会社です。
彼の織物に対する情熱はいつも敬意を表します。その他の情熱は別ですが…
丹後では彼の事を「ちりめん王子」と言うとか言わないとか?
以上が今回の研修メンバーです。
ちなみにこの他にも10名以上絹友会には在籍者がおり、丹後の織物は今から革新が起ころうとしております。
着物ファンの方やそうでもない方、ご心配ご無用です。
技術は受け継がれ、革新されております。思う存分着物や丹後の織物を楽しんで下さい。
きっと、みなさまの期待にこたえてくれるカッコイイモノを創り上げて行きますから!!
さてさて、話は大分それました記念撮影後、青島に出発
途中で豚足が有名なレストランにて昼食
これはお土産みたい、でかすぎです。。
そのあと、シルクの手術用の糸を作っている会社を見学に。
さすがこちらはしっかりと品質・現場管理がされており、さすが医療用の糸の製造って感じでした。
そして夕方になり、今回宿泊する青島のホテルにチェックインし、青島市街を少し見て回った。ジャスコがあったので中に入り店舗と商品を見て回る。日本のジャスコより少し上のランクの商品陳列のようだ。
その近くにショッピングモールもみた。中に入っているブランドも日本とほぼ同じ外資系ブランドがズラリ、さすが経済成長真っ只中、お客さんの活気は目を見張るものがあった。
日が暮れて、夕食に~。
今夜もアテンドいただいた海潤集団の方々と懇親会。
今回は出てくるお酒は紹興酒。
白酒より、飲みやすくお酒はすすみ2日目の夜は過ぎていくのであった…
Day3に続く~
どうやら人気がないみたいなので
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中国研修2日目
意外とあの白酒(パイチュウ)のおかげでぐっすりと眠れた初日。
2日目は日照の製糸工場へ。
今回見学させていただく山東省の日照の工場は日本向けにもシルクを作っている所。
なぜ日本向けといいますと、日本用のシルクはとても審査基準が厳しいのです。
なぜかといいますと日本のシルクは着物で取り扱う事が多く、着尺約13メートル、振袖は16メートルの間に1つでも織りキズや糸のほつれがあると製品として認められない為、製糸・生糸の段階から最高級の品質のシルクを求めているからです。
KUSKAもそのシルクの糸を使用しております。
さて、話は戻りますがホテルから日照の製糸工場へ。
すれ違う車はバイクや高級車が入り混じり
この辺は少し奥地なのかこの3輪バイクが多かったですね。
そして製糸工場に到着。
熱烈歓迎を受けカメラマンも多数!
見逃していないですか
そうそう、右上
こんなところにもカメラが(笑)
さぁ、それはさておき、工場の中に。
まずは、農家で作られた繭が選定されます。
やはり蚕さんは自然の生き物ですから育ちがいいモノも悪いモノもあります。まずはそれを振り分ける作業です。
こういう風に1つ1つ目で見て確かめて選定、振り分け作業
これが振り分けられた育ちの悪い繭
こういう糸は真綿にされたり、つむぎ系の織物に使われます。
そして製糸
繭から出る糸は3デニール、おおよそ髪の毛の25分の1くらいの細さです。
それを何本かに合わせて製糸していきます。
KUSKAで購入するのは21デニール(7本合わせ)の糸が多いですね。
こんな感じで繭を適度なお湯に漬け製糸
そして製糸上がったシルクを乾かしスガの状態にまでし、ひびろをつけます。
このひびろは糸がかさばらずスムーズに次の工程に出来るようにつけます。
意外と重要な役目ですよ。
スガを今度はカセの状態にします。
そして出来上がり!。
そして日本に出荷です。
プロはこの状態をみて今年の繭の出来がいいか、悪いかがわかるみたいです。
KUSKAではこの生糸の状態で購入し、それからオリジナルの太さに糸を合わせ撚糸をし精錬・染めをしていきます。
糸を1本作るだけでも様々な工程を得て出来ております。
今回は私自身はじめての製糸の現場をみて、またモノつくりへの新しい発見や知恵を得ました!。
やはり現場そしてルーツを知る事、とても大切です。
あまりにも長くなりそうなので2日目はここまで
part2に続く
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