さて、徐々に暖かく春の匂いがしてきました!
みなさま。いかがお過ごしでしょうか?
今回はKUSKAの丹後ブルーについてお話させていただきます。
ちなみに丹後ブルーと言う色はありませんが、私が勝手に命名しました。
私は波乗りをしておりまして日本全国色々な海の景色を見てまいりました。
その中でもやっぱり丹後の海の景色、青さは格別なのです。
地元だからいう訳ではありませんよ。
こんな丹後の海の青さを表現したいと思い、商品開発に~
まずは染めの段階で苦戦を…
これだけの鮮やかな色を出すのは難しく、最初は染める時に強い力を糸にかけすぎてしまい
こんな感じに
これは、顕微鏡でみたシルクの糸です。
専門用語で言いますと「ラウジネス」といい、繊維自体がばらけて分裂する事です。
この白っぽいのが繊維が分裂した所。
でもこう見るとシルクの糸はとても細く繊細なわけで、だからこそこれだけの光沢と質感がうまれるのですね。
ちなみにこの白いのは染める染料より細くてこまかい為、色が着かない状態なのです。肉眼ではこの白っぽいのはみえませんので。
まぁ、そんなこんなで染屋さんには色々とご無理をきいていただき丹後ブルーの糸染めが完成!
そして織る。
縦糸と横糸がクロスする事によりまた色の雰囲気が変わってくる。
もとのブルーは一緒だが織りで様々なブルーの色を出す。
四季に合わせて変わりゆく丹後の海を表現する
それが「丹後ブルー」
手前のヘリンボーンタイはもう時期デビューいたしますのでお楽しみを!!