こんにちは、KUSKA&THE TANGOです。
昨日は店舗休業でお休みをとっていました。恥ずかしながら、夕方前まで家にいて外に出たらこんなことに。。。
東京は初雪かなと思っていましたが、どうやら今年2回目だったようです。小さい頃は雪が降るとなぜか嬉しく、積もらないかなぁと期待していましたがこの歳になるとひたすら寒いだけでした。外を元気に走る小学生を見習いとですね。。。
そんな中、皆様よりご要望の多かった洗えるシルクマスク新色が発売となりました。
「洗えるシルクマスク」 6,600円(税込)「丹後ブルー」と「ダークネイビー」
コロナ感染症が広がりを見せ始めた昨年2月から数ヶ月間はマスクを選ぶということができませんでしたが、徐々に生産量が増え、感染症予防をしながらマスクを楽しくという方も増えてきました。そこでKUSKAも独自の手織り生地で口元のファッションや伝統のモノづくりを楽しんでいただけるのではないかと昨年10月に一般発売いたしました。
マスクとしては高価になりますが仕事やプライベートの大切な場面、ギフトにご使用いただけたようで、純白の手織り生地マスクを結婚式に使用するという方もいらっしゃいました。開発してよかった、とあらためて実感しております。
そんな中、東京旗艦店のご来店客様、WEB購入者様などからリクエストをいただいておりましたのがカラー展開です。様々な色が一般化してきた理由は、マスクにも個性を出したい、服とコーディネートをしたいという思いや、あるいは白は汚れなどの不安があるという点もあると思います。ネクタイなどのKUSKAのアイテムをご愛用いただいている方からは手織り生地を揃えたいという嬉しいお声もいただいておりました。ホワイト以外のマスクももちろん昨年の同時期に開発を進めておりました。しかし、カラーマスクの場合は、洗濯などの要因からネクタイに使用する糸とは違う加工を施す必要があり、発売が決定するまで時間がかかってしました。
主な加工の違いが色落ちを防ぐ「染色」と縮みを防ぐ「湯通し」です。ネクタイの染色の場合は、染色液に酸を加えた「酸性染料」を使用しています。酸性染料は3~4時間をかけて糸を染め、明るい色などは発色が美しく出ます。但し通常の洗濯を行うと色落ちの可能性があるため、ネクタイなどのドライクリーニングをお願いしいるアイテムにしか使用していません。一方、マスクは洗濯が必要なアイテムです。洗濯時に色落ちしないように繊維をアルカリ剤で反応させる「反応染料」を使用しています。反応染料の染め時間は5~6時間と長く、最後に95度で洗う工程を経るため色落ちに強い染め方です。色は同じですが酸性染料より加工時間が長いため、少し濃い印象を感じられるかもしれません。
またネクタイの生地の場合は「湯のし」という織り上がった生地に蒸気を当てて柔らかくする加工を行いますが、マスクの場合は「湯通し」という加工を行い、一度生地を湯にくぐらせ、生地の状態で縮みや色落ちを確認しています。丹後織物工業組合で糸の「染色」と織り上がった生地の「湯通し」、クスカの工房で生地の「手織り」と「手縫製」を行い製品は完成します。マスクの内側の生地はガルザホワイトの時と同様に丹後ちりめんの織元が作るシルクサテン生地を使用しています。シルクサテン生地は肌触りの優しさやこの時期は熱を逃がしにくいシルクの構造による暖かさを感じていただけます。
すべて京都・丹後の生産にこだわったKUSKAのマスクを是非店頭で手に取ってみてください。